副業を解禁する企業が増えた影響もあり、個人で仕事を始めたいと考える人が増えました。
しかし、会社員として働いてきた人の中には、どのように起業したらいいか分からないと悩んでいる人も多数います。
具体的な方法が分からないことで、「起業が怖い」と感じてしまうかもしれません。
そこで今回は、起業の意味と個人事業主・フリーランス・法人の違いを紹介します。
起業とは？
起業とは、自分で事業を始めることです。
自分が考えるサービスや商品で、ユーザーの悩みを解決するのが起業の目標になります。
起業する際は、事業の規模や事業形態は自由に決められます。
現在日本に存在する企業も、もとはユーザーの悩みを解決し、豊かな生活を提供できているからこそ発展しました。
起業は、地域社会に大きな貢献ができる数少ない方法です。
個人事業主・フリーランス・法人の違い
個人で仕事を始める際には、どのような形態で始めたらいいか迷ってしまう人もいるでしょう。
起業するためには、以下の事業形態からどれか一つを選ぶ必要があります。
- 個人事業主
- フリーランス
- 法人
それぞれの働き方について、詳しく解説していきます。
個人事業主の特徴
個人事業主は、個人で事業を営んでいる人のことです。
個人事業主として働くためには、税務署に開業届を提出します。
開業届を提出する際は、確定申告をするために「青色申告」か「白色申告」のどちらかを選択します。
青色申告は最大で65万円の節税を受けられますが、複式簿記を採用しているので申告が複雑な点がデメリットです。
一方の白色申告は、控除がないので節税面では不利ですが、シンプルな単式帳簿で確定申告ができます。
フリーランスの特徴
フリーランスは、個人で仕事を始める点では個人事業主と同じですが、税務署に開業届を出さなくても活動できます。
そのため、確定申告も節税効果の少ない白色申告しか利用できません。
事業内容に指定はないので好きな仕事をできますが、収入が増えて節税を意識し始めたタイミングで個人事業主として開業するパターンが王道です。
フリーランスは、あくまで働き方の一つだと認識しましょう。
法人の特徴
法人は、「法律によって人と同じ権利や義務を認められた組織」のことです。
法人として開業するためには、法人登記や社印、複数の書類を用意しなくてはいけません。
また、個人事業主は無料で開業できますが、合同会社を設立するためには最低10万円、株式会社を設立するためには最低25万円必要になります。
法人にすることで計上できる経費の項目が増える一方、法人税や法人住民税が発生します。
起業するメリットとデメリット
起業には、会社員とは違ったメリットデメリットがあります。
起業してから後悔しないように、起業のメリットデメリットを紹介します。
起業のメリット
起業のメリットは、以下のとおりです。
- 収入の上限がない
- 節税効果がある
起業をすると、毎月の固定給はありません。
一見するとネガティブに感じる人もいるかもしれませんが、同時に収入の上限がないという意味もあります。
会社員では、いくら成果を出しても給与は規定で決まってしまい望んだ額をもらえないことがあります。
起業すると仕事をした分だけ収入が増えるので、モチベーションを維持できるでしょう。
また、起業をすると仕事に関する費用は経費として計上できます。
働きながら節税ができるので、効率よく収入を増やせるのがメリットです。
起業のデメリット
起業のデメリットは、責任が大きいことです。
仕事がなくて無収入になっても、仕事上でトラブルが起きても、全て自己責任になります。
会社員時代は上司や先輩がしてくれたフォローも、起業すると一切ありません。
顧客を分散させるなどして、リスク回避を徹底しましょう。
起業して新たな人生を成功させよう！
起業にはリスクも存在しますが、働いた分だけ社会貢献ができて収入を増やせるやりがいのある働き方です。
開業するためには自宅かオフィスを借りて住所登録しなくてはいけませんが、自宅の情報を公開するのは家族の抵抗もあるかもしれません。
そんな未来の起業家には、レンタルオフィスやバーチャルオフィスがおすすめです。
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| 初期費用 | 0円 | 0円 |
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| 法人登記 | 可 | 可（900円の場合は登記不可） |
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