賃貸オフィスを借りる際に気になるのが、賃料のほかに光熱費ではないでしょうか？
一般的な賃貸を利用する場合と同じで、オフィスでも光熱費がかかります。
とはいえ、オフィスの使い方によっては光熱費の相場もさまざまです。
そこで今回は、賃貸オフィスの光熱費の相場について解説しましょう。
賃貸オフィスの光熱費の相場
何時間オフィスで稼働するかなどといったことによっても光熱費は変わってきますが、一般的な設備と収容人数で仮定した場合、10坪程度のオフィスで約20,000円前後が相場といわれています。
30坪程になると約40,000円前後、80坪程では約80,000円前後が目安と考えてください。
オフィスのスペースに必ずしも比例するわけではありませんが、フロアが小さければ光熱費も安く抑えられる傾向です。
オフィスの光熱費は面積によって変動する
先述したように、オフィスの光熱費はフロア面積によって変動します。
とはいえ、入っているビルの断熱性や窓の大きさなども当然影響します。
それでも同じビル内であってもフロア面積に応じて変動があるのは事実としてあります。
広ければそれだけ照明の数も空調の稼働がたくさん必要となることが光熱費が上がる原因です。
機器の台数によっても変動する
オフィスの光熱費は、フロア内に設置している機器の台数によっても影響を受けます。
たとえば、業務の性質上、各自がPCのほかに複合機器を多く使用するといったような場合、その分だけ電気消費量も多くなります。
また、オフィスにシャワー室や給湯室などを設置すれば、当然それらにかかる消費電力が光熱費に上乗せされます。
そのため、ワークスペースのみのオフィスよりも光熱費が高くなることは避けられません。
賃貸オフィスの光熱費を節約する方法
賃貸オフィスの光熱費を節約するには、以下の方法を取り入れてみましょう。
- 照明を変える
- 空調メンテナンスを行う
- 残業を減らす
- 省エネ設備を導入する
それぞれの方法について解説します。
照明を変える
業務の最中は、照明を明るくする必要があることから、電気の消費は必至です。
そこで、電気代を抑える方法として、照明の数を減らしてみましょう。
照明設備が多いと、まぶしいことに慣れてしまい、眼精疲労も溜まりやすくなります。
社員によっては眩しいと感じている人もいるかもしれません。
必要最低限の明るさを維持しながら、余分な照明器具を削減するのが光熱費を抑えるには効果的です。
また、電球をLED電球に変えるのも一つの手段です。
投入する際にコストがかかりますが、LED電球の寿命は10年と長く、長期的に考えるととても経済的です。
空調メンテナンスを行う
空調システムをメンテナンスすることは、毎月の電気代を大幅に節約する方法のひとつといえます。
実際に、空調や室外機が汚れやほこりが溜まったままになっていると、効率的に動かないことがよくあります。
たとえば、部屋の温度を25℃に設定したい場合でも、メンテナンスを怠ってしまうだけで、27℃以上に設定しなければならないこともあります。
そうすると、必要以上に電気を消費することとなり、結果的に電気代を引き上げてしまうことになるのです。
専門業者に依頼すると多少費用がかかりますが、電気代を抑えるためのひとつの手段だと考えておきましょう。
残業を減らす
単純に、使用時間を短縮することも電気代節約に効果的です。
電気の使用が多くなるのは暗くなる夜間であるため、できるだけ残業は避けるようにしましょう。
どうしても残業が必要な場合は、必要な場所だけに電気を使うように工夫すれば、電気代を削減できます。
電気の使用においては臨機応変に意識しましょう。
省エネ設備を導入する
何年も前のエアコンや電子機器などの古い設備は、新しいものと比べて明らかに省エネ性能が弱いです。
近年の設備や機器においては、省エネに重点を置いたものが多いため、最新設備を導入することで電気代を抑えられる可能性があります。
全て新しいものに置き換えてしまうと導入の際に多くの費用が掛かってしまいます。
しかし、節電や節水できる設備に切り替える方法は、費用対効果が高い方法といえるでしょう。
経費を節約するならレンタルオフィスもおすすめ
光熱費だけでなく、事業における経費を少しでも節約したいのであれば、レンタルオフィスもおすすめです。
賃貸オフィスの場合、一般的な賃料でかかった光熱費が上乗せされていきます。
賃貸オフィスによっては、ワークスペース以外の設備もあるため、余分に光熱費がかかってしまうことも考えられます。
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