バーチャルオフィスで法人口座は作れる?開設の可否と銀行別の対応まとめ
バーチャルオフィスで起業する人が増える中、「事業用の銀行口座を開設できるのか?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、バーチャルオフィスを利用していても口座開設ができるのか、また銀行によってどのような違いがあるのかを解説します。
1. バーチャルオフィスで法人口座は開設できるのか?
結論から言えば、バーチャルオフィスでも法人口座の開設は可能です。
ただし、どの銀行も「審査制」であり、バーチャルオフィスであることを理由に即座にNGになるわけではありませんが、事業の実態や本人確認がしっかりしていない場合は審査に落ちることもあります。
開設しやすいケース
- 事業内容が明確で、法人の実体がある(取引実績・請求書・契約書など)
- 代表者情報や所在地、電話番号等がきちんと登録されている
- バーチャルオフィスの契約書が提出できる
開設できない・審査が厳しくなるケース
- 事業内容が不明瞭、または立ち上げ直後で取引実績が乏しい
- 本人確認書類に不備がある、連絡先が不明確
- バーチャルオフィスを契約しているだけで実体が確認できない
バーチャルオフィスが「簡易的で誰でも使える」という特性から、過去に詐欺や不正利用の温床とされた背景があります。
そのため、金融機関は口座開設時により厳格な審査を行うようになっています。
とはいえ、必要書類をしっかりと揃え、正しく申請すれば口座開設は十分可能です。
2. 銀行ごとの口座開設対応について
※以下の情報は各銀行の公式発表または信頼性のある実績調査に基づいてまとめています。条件や方針は変更される可能性があるため、リンク先で最新情報をご確認ください。
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- 三井住友銀行(SMBC)
法人口座開設にあたって提出が必要な書類一覧には、「賃貸借契約書」などが含まれており、バーチャルオフィスの契約書もご提出いただけます。
👉 提出書類一覧(公式FAQ) - GMOあおぞらネット銀行
公式に「バーチャルオフィスの利用や携帯番号でも申し込み可能」と明記されております。
セルフィー認証と事業確認書類1点の提出で、最短即日での開設も可能です。
👉 公式口座開設案内ページ(公式) - 三菱UFJ銀行
公式サイト上に明確な記載はございませんが、複数のバーチャルオフィス提供会社による調査では、三菱UFJ銀行の法人口座開設実績が多数報告されています。
法人口座の開設をご検討の際は、以下の公式ページをご参照いただくと安心です。
👉 三菱UFJ銀行 法人口座の開設について(公式) - みずほ銀行
DMMバーチャルオフィスの取材によると、「バーチャルオフィスを理由に口座開設を断ることはない」と明言されています。
来店不要のWeb面談による口座開設も可能で、ご検討の際には安心してお申し込みいただけます。
法人口座開設については、下記のみずほ銀行の公式ページもぜひご覧ください。
👉 みずほ銀行 法人口座開設のご案内(公式)
👉 参考:DMMバーチャルオフィス記事
- りそな銀行
公式FAQにて、「バーチャルオフィス利用の場合でも、契約書やサイト画面のキャプチャの提出で対応可能」と明記されています。
👉 バーチャルオフィスを利用していますが、本社確認書類で提出する契約書がない場合は、どうすればよいですか?(公式)
👉法人口座開設(公式) - 楽天銀行
バーチャルオフィスでも法人口座の開設は可能ですが、「事業の実態確認」が重視され、発注書・請求書・許認可証明書などの提出が必要です。
👉 必要書類一覧(公式) - 住信SBIネット銀行
オンライン申請の場合は最短翌営業日に審査が完了します。郵送申請の場合は2~3週間程度かかることがあります。
👉 〔法人口座〕 法人口座開設の審査は、どのくらい時間がかかりますか — FAQs(公式)
👉 法人口座開設ページ
- 三井住友銀行(SMBC)
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いずれの銀行も、審査のポイントは「登記住所」ではなく、「事業の実態」と「本人確認の確実性」です。
バーチャルオフィスであっても、十分な説明と書類があれば問題なく開設できるケースも多数あります。
3. まとめ:バーチャルオフィスでも準備次第で口座開設は可能
バーチャルオフィスを利用しているからといって、法人口座が作れないわけではありません。
ただし、通常のオフィスよりも審査が慎重になる傾向があるため、以下のような準備をしっかり行っておくことが大切です。法人口座開設のための事前チェックポイント
- 事業内容が明確に説明できるか
- 契約書・請求書・登記簿謄本などの書類が揃っているか
- なぜバーチャルオフィスを利用しているのかを合理的に説明できるか
銀行によって審査の判断基準は異なるため、事前に公式情報を確認したうえで、自社の状況に適した銀行を選ぶようにしましょう。
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