起業してすぐ友達を雇うのはやめた方がいい?成功させるポイント

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起業したての時期、何かのきっかけで「人を雇おうか」と考えたとき、まっさきに友人を思い浮かべる人もいるかもしれません。

友達と一緒に起業する例はよく聞きますが、友達を雇うとなるとどうなのか、気になる人は多いでしょう。

そこで今回は、起業してすぐに友達を雇うことについて解説します。

また、友達を雇って成功させるポイントについても紹介しましょう。

起業して友達を雇うのはやめた方がいいと言われる理由

起業したばかりの時期は、まだまだ軌道に乗らないということで友達に手伝ってもらうということはよくあります。

しかし、お手伝いはいつまでも続けてもらえるわけではありません。

そこで友達を雇おうか悩むかもしれませんが、「起業して友達を雇うのはやめた方がいい」という話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

では、なぜ友達を雇うのはやめた方がいいと言われるのか、その理由について解説していきます。

本音が言いづらくなる

似た者同士で仕事をする、たとえば起業することはよくあるのですが、昔から安定性がないという指摘もされています。

友達を雇うと、なかなか本音で物事を話せなくなってしまい、なにか問題が起きてもその問題が大きくなるまで放置されてしまいがちに。

友達という間柄を壊さないために、相手を不快にさせるような指摘や話題を避けてしまうことがあります。

「関係性が壊れてしまうかもしれない」といった精神的ダメージを避けるために、問題を先送りして結局手遅れになってしまうことはよくあるのだそうです。

決断によっては関係性に影響する

友達を雇った場合、事業での決断や考え方の違いから関係性に亀裂が入ってしまうこともあります。

信頼しあっていても、一緒に働く中で今までは知らなかった友達の一面を知ることになるかもしれません。

仕事での考え方の違いが生まれると、プライベートでの関係も悪化してしまう可能性もあるのです。

能力を評価しにくくなる

友達という間柄では、仕事の能力やパフォーマンスを正確に評価することは極めて困難でしょう。

客観的に友達の能力を把握できなければ、評価することも難しいのはもちろん、甘く見積もれば甘えが出てしまうこともあります。

正しい評価というものが難しくなってしまうのも友達を雇うデメリットとしてよく挙げられています。

起業して友達を雇うメリット

しかし、友達を雇うことで成功した事例は多くあります。

起業したてだからこそ気付ける「友達」という存在のありがたみを感じられることもあるかもしれません。

起業して友達を雇うメリットについて紹介しましょう。

相談しやすくなる

起業する際は誰もがさまざまな不安を抱えているものです。

この仕事はどのように割り振ればいいのか、進めればいいのかなど、事業を進めていくにあたって小さな悩みはつきもの。

そこで、友達がいれば気軽に仕事のことを相談できます。

小さな悩みでも言語化したり、客観的な意見をもらったりすることで、精神的に落ち着くケースも多くあるようです。

孤独に感じなくなる

友達と仕事をすることは、孤独にならない点もメリットといえるでしょう。

ひとり起業は自分ですべて決めて進められて気楽ですが、うまくいかなかったり、自己嫌悪に陥ったりすることもあるかもしれません。

友達がいれば、お互いに慰めあって立ち直れることもあるでしょう。

起業後に友達を雇って成功させるポイント

起業後に友人を雇って成功しているケースに共通して言えるのが、「働きやすい環境で思う存分ビジネスに打ち込める」ことでしょう。

メリットを活かしながら、成功させるポイントについて紹介します。

ビジョンをはっきりと伝える

雇う側が注意しなければならないのが、友達が共に仕事をするためにふさわしい相手であるかどうかという点です。

たとえば、自分とは異なるタイプのスキルを持っているといった、お互いに足りない部分を補えるような人を選びましょう。

雇う側は相手に対してどのようなビジョンがあるのか、将来的にどうしていきたいかを、はじめにしっかりと伝えるようにしてください。

自分のビジョンを理解してくれるようであれば、仕事にも前向きに取り組んでくれるでしょう。

報酬やポジションを明確にする

友達だからと遠慮して避けてしまう話題かもしれませんが、ポジションや報酬に関しては必ず明確にしてください。

疑問を持ちながらでは、仕事に関わる責任感やモチベーションも生まれにくいものです。

報酬やポジションについては明確にし、相手が納得した上で雇うようにしましょう。

起業後に友達を雇うのはいい点も悪い点もある

気心が知れた友達と楽しく働けるのがメリットですが、ビジネスを進めていく上で、友達だから言いにくい、受け入れがたい、などといったことは必ず生じます。

トラブルに発展しないように、雇う前にどういったゴールを目指す企業なのかを徹底的に話しておくことが大切です。

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