ベンチャー企業がレンタルオフィスを選ぶメリットと注意点

2023年8月11日

近年のベンチャー企業はレンタルオフィスを利用するところが増えています。

ベンチャー企業だけでなく、これから事業を始める個人事業主や起業する人からも多くの支持を集めています。

では、今なぜベンチャー企業がレンタルオフィスを選ばれているのか、ベンチャー企業が重視すべきポイントとメリットを紹介し、注意点についても解説しましょう。

ベンチャー企業がオフィス選びで重視したい3つのポイント

既存のサービスやビジネスにとらわれず、新しいことにチャレンジするベンチャー企業は、以下の点をポイントにオフィスを選ぶと良いでしょう。

①賃料や初期費用	資金に余裕のないベンチャー企業にとっては重要なポイント。大手企業とは異なり、ベンチャー企業は資金が少ないため、賃料や初期費用を抑えて利益率を上げていかなければなりません。
②柔軟さ	事業が拡大して移転する場合もあるため、契約の柔軟さも大切。従業員が増員して移転を考えた際、契約期間の縛りなどで思うように動けなくなる可能性も考える必要があります。
③立地	通いやすく、働きやすい立地なら社員の満足度を高められます。

それぞれのポイントを抑えておけば、ベンチャー企業にとってさまざまなメリットを得られます。

そして、上記3つ全てのポイントを抑えているのが「レンタルオフィス」なのです。

ベンチャー企業がレンタルオフィスを選ぶメリットとしては以下があげられます。

先述した3つのポイントを抑えながら得られるメリットについて解説しましょう。

ベンチャー企業でなくても、これから起業する人または事業を拡大するにあたって、やはり必要となってくるのが「資金」です。

賃貸物件を契約すると家賃だけでなく敷金や礼金がかかりますが、レンタルオフィスであれば初期費用がかからないケースが多く、賃貸物件よりもコストを抑えられます。

ひとまずは利益率を上げ、少しでも多くの資金を新しい事業に使えるのが大きなメリットです。

成長が早いベンチャー企業は、会社の規模に応じてオフィスを移転しなければなりません。

柔軟な契約を結べるレンタルオフィスであれば、会社の規模に合ったオフィスへの移転が可能です。

しかし、契約内容はレンタルオフィスによって異なるため、契約する前に「契約期間」や「柔軟さ」について確認しておきましょう。

レンタルオフィスは、事業を進めるにあたって必要な備品や家具などの設備がすでに整っています。

そのため、入居とともに業務を始めることができるのもベンチャー企業にとっては嬉しいポイントです。

ネットの回線や電気代なども月額費用に含まれるため、月々の固定費を安く抑えられます。

また、すでに揃っているもの以外で必要なものやサービスがあれば、オプションで付けられるオフィスもあります。

事業のニーズに合わせた柔軟なオフィスを選べるのも魅力です。

多くの大企業がひしめく一等地のオフィスであれば、企業としての信用度が高まる傾向があります。

立地が良いと社員が通いやすいのはもちろんですが、都心などのビジネスエリアであれば、多くの取引先を獲得するにも有利に動きます。

一等地のレンタルオフィスは、事業のブランド力と従業員の満足度を高められるのが魅力です。

ベンチャー企業は成長スピードが早いため、契約の縛りがあるレンタルオフィスだと思うように移転ができないかもしれません。

いつまでレンタルオフィスを利用するのか計画を立てて、契約時に縛りがないかなどをよく確認しておきましょう。

また、レンタルオフィスは小規模なところが多いです。

事業が大きくなり、20～30人以上の社員を抱えるようになった場合は、賃貸オフィスに切り替えるのも一つの手段として考えておきましょう。

ベンチャー企業は、コストを抑えて利益率を上げるためにも、レンタルオフィスから始めるのがおすすめです。

レンタルオフィスであれば、はじめから必要な機器や家具などが揃っていて、入居当日から事業を始められます。

しかし、ベンチャー企業は成長スピードが速いため、レンタルオフィスの契約時には契約期間の縛りなどがないか、いつまでレンタルオフィスを利用するのかなども考えて計画的に利用しましょう。

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